海外起業家(欧州編) 海外起業家インタビュー

海外起業家インタビュー(ドイツ編)是沢正明さん

是沢正明さんへのインタビュー

日本で電子工学を学んだ後、外国語に興味を持っていたため、学生時代にリュックサックを背負ってナホトカ経由で訪れたハイデルベルク大学に入学。 このハイデルベルク時代は水泳部にスカウトされほとんど彼らと行動をともにしていました。その後東京でドイツ語関係の会社に勤め、1981年から1990年の 東西ドイツ統一まで旧東ドイツで東洋エンジニアリングのプラント建設現場で嘱託主任通訳を務める。1991年に現在の会社を設立。

 

Q1: 現在、どんなビジネスをされていますか?

調査及び貿易を主業務とする会社をドイツの首都ベルリンに設立しました。
2006年には、ICH JAPAN も設立してます。

 

Q2: 起業したきっかけは何だったのでしょうか?

旧東ドイツにおける東洋エンジニアリングのプロジェクトが東西ドイツ再統一のため中止となりました。ただ、家族が帰国したくないということもあり、ドイツに残る方法の一つとして会社を設立することにしました。

 

Q3: なぜ、ドイツで起業しようと思ったのですか?

趣味として始めたドイツ語を使って学生時代にリュックサックを背負って旅をした際うまく通じたことに感動し、その後日本で大学を卒業してからハイデルベルク大学に留学したのと、ひょんなことで旧東ドイツに滞在したからです。

 

Q4: 最初の起業資金はいくら必要だったでしょう?

日本円で約1500万円です。

 

Q5: ドイツでビジネスを行う際に困ったことは何でしょうか?また、起業する際の注意点は?

起業当初は、もう一人のパートナーがイニシアティブをとって経営していたため、彼が辞めた後すべてを自分が行わなくてはならなかったこと。気があったパートナーと一緒に会社を設立しても、途中で意見の食い違いでぶつかりあうこともあります。

 

Q6: 起業してよかったと思うことは何ですか?

1はいつまでたっても1ですが、1+1は最初は1でも、2や3、場合によったら5の結果を出せるだろうという予想が的中したことです。

 

Q7: もし、今のビジネス以外に新しくドイツでビジネスをするとしたら、どんなことをしたいですか?

自分は四国出身ですので、讃岐うどんやラーメン、それにお好み焼きが出せるレストランなど若者には人気があるかなと思います。

 

Q8: 最後に、これから起業しようと思う人たちへのメッセージをお願いします。

語学は必ず必要ですので身につけてください。最初は英語でも何とかなりますが、できればドイツ語でコミュニケートできるようになることです。

 

 

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