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海外危険度レベル・犯罪発生率(2022年度):本当に海外は危ないのか?(体験談)

本当に海外は、治安が悪いのか?海外の犯罪率

来日する欧米人が、日本を評価することの中に、

「日本の治安の良さ」

をよく聞きます。

疑問

実際に、海外は治安が悪いのか?



公的なデータ外国人からの証言私の体験談をまとめて分析してみたいと思います。

 

海外危険度レベル・犯罪発生率(2022年度)

外務省の海外安全ホームページによれば、
地図にあるように国別の危険度(2022年時点)を示しています。

(出典:外務省海外安全ホームぺージ)

ただ、一方で、銃犯罪が多いアメリカやスリなどの
犯罪も多いヨーロッパは、危険度ゼロとなっています。

 

不思議に思い、今度は、Numbeoという組織が出している
グローバルデータベースを見てみると、

(出典:Crime Index by Country 2022 Mid-Year)

と、このようになり、データとしては、こちらのNumbeoのデータのほうが、
スリや強盗、殺人の犯罪率としては正しいように思います。

おそらく、外務省のデータは、テロや内戦、戦争などの危険度情報であり、軽犯罪などのデータは考慮されていないのではと思います。データを見る際は、注意が必要です。

 

こちら、世界の中で、犯罪率が高い危険度トップ5の国です。

順位国名犯罪インデックス
1位ベネズエラ83.16
2位パプアニューギニア80.26
3位アフガニスタン78.19
4位南アフリカ75.37
5位ホンジュラス74.66

日本人がよく旅行する国の犯罪率に関して

実は、世界で最も観光客が多いフランスの犯罪率は、世界の中で41位(54.39)と高く、アメリカは、56位(48.41)。日本は、世界142カ国中134位(安全度上位9位)。そして、最も安全な国とされているのは、中東のカタールになっています。

フランス人の証言

日本に来ると、日本の治安の良さに驚かされる。パリの地下鉄だと携帯出して話していると、ひったくられることがある。まして、電車内で居眠りなんて出来ない。


そして、こちらは、援護件数の多い在外公館上位

順位大使館件数
1位在タイ日本国大使館1,521 件
2位在フィリピン日本国大使館1,187 件
3位在英国日本国大使館981 件
4位在大韓民国日本国大使館775 件
5位在フランス日本国大使館750 件

援護件数とは?

援護件数とは、現地大使館に助けを求めた件数で、主に、所在調査、窃盗被害相談、遺失・取得物相談が主な相談内容です。

 

次に、実際に、海外で犯罪に巻き込まれて亡くなる日本人が、
どのくらいいるか気になって調べてみました。

外務省の海外邦人援護統計データ(2019年度)によると、
毎年400名から500名程、海外で亡くなる人がいるようです。

死亡者数は、犯罪被害によるもののほか、事故・災害、
疾病、自殺によるもの等が含まれます。

2019年に実際に犯罪に巻き込まれた死亡者数は、14名 
犯罪に巻き込まれて死に至るというケースは非常に稀だということが分かります。

 

私の体験談と旅のコツ

これまで20カ国ほど、ツアーではなく、バッカパッカー旅行をしてきました。

アメリカやフランス、ニュージーランドと言った先進国ばかりではなく、
ウズベキスタン、ミャンマー、カンボジア、タイ、ベトナム、エジプト、
トルコ、イランなど比較的マイナーな国も訪れました。

タクシーのボッタクリや少し悪質な商品の勧誘などは、よくあることです。
(ただ、私の場合、スリや強盗などに巻き込まれたことはありません。)

犯罪に巻き込まれないための海外旅行の際のコツ

  • 小綺麗な格好や高い時計を身につけるのは止めておきましょう。
  • お金は、一つにまとめずに、分散させておきましょう。
  • 財布には、最低限のお金だけを入れておきましょう。
    (何かあれば、その財布をあげましょう。命が大事)

命さえ取られなければ、ちょっとしたハプニングも旅の思い出になります。

 

さらに詳しく

フランスに留学した経験がある私としては、やはり、日本と比べると、緊張感を持って生活をしていました。パリのような大都市ではなく、犯罪が少ない地方都市に住んでいましたが、それでも、夜遅くに一人で帰るのは、少し怖かったです。また、あの地区は危ないとか、車が放火されたとか、レイプ魔が出没しているとかいう話を聞くことがありました。ただ留学中の2年間、危険な目にあったことは一度もありませんでした。

私の意見

海外=日本より危険というイメージはありますが、少し注意さえしておけば、そうそう事件に巻き込まれることはありません。個人的には、先進国の国より、発展途上国と言われる国のほうが、素朴で親切な人が多い気がします。ご飯を奢ってもらったり、ただで自宅に泊めてもらったり、困っている時に助けてもらうこともありました。ですので、怖がらずに、海外に行くことを楽しんでもらえたらと思います!
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