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なぜ、アメリカには起業家が多いのか?世界のベンチャーキャピタル事情

起業大国、アメリカ

起業大国アメリカ

なぜ、アメリカには起業家が多いのか?

前回、アメリカのスタートアップ企業のコラムを書いてみました。

そんな中で、ふと疑問に思ったことが、

 

疑問

なぜ、アメリカには、起業家が多いのだろうか?

 

それは、起業には夢があるということです!

 

企業名設立日評価日企業価値(評価額)
Facebook2004年2月2012年2月約1040億ドル
Airbnb2008年8月2014年4月約100億ドル
Stripe2011年9月2020年4月約360億ドル
Instacart2012年2017年3月約34億ドル

上記評価額は、上場前のベンチャーキャピタルによって評価された額になります。例えば、Facebookの場合、上場している2022年2月現在は、約6614億(約76兆円)の時価総額になっています。

と言ったように、起業後、わずか数年で数千億円の規模の会社になる。

どんな大企業に入ったとしても、こんなに稼ぐ事は出来ません。

人生のすべてを投げ出して起業するだけの価値があると言えるでしょう!

 

起業は、広大なアメリカを開拓していったフロンティア精神や
金を求めカルフォルニアに行ったゴールドラッシュ時代の
アメリカを彷彿とさせる現代の一攫千金の物語なのです。

そこにアメリカの強さがあります。

 

起業家を支援するベンチャーキャピタルの存在

また、これらの起業家を支える多くのベンチャーキャピタルや
エンジェル投資家がアメリカには、存在します。

その代表格が、1兆5,000億ドルの資産運用を行う世界最大の
ベンチャーキャピタル「セコイア・キャピタル」です。

 

セコイア・キャピタルとは?

セコイア・キャピタル (Sequoia Capital) は、クライナー・パーキンスと並ぶアメリカを代表するベンチャーキャピタル。ドン・バレンタインによって創業され、これまでにAppleやグーグル、ヤフーなどに投資を実施。(参照:Wikipedia)

 

アメリカのベンチャーキャピタル事情が分かる。

個人的なオススメは、「Yコンビネーター」です。どういう基準で起業家を選んでいるのか、ベンチャーキャピタル目線で読めます。また、「エンジェル投資家」を読むと、私も、投資をしたくなります。

 

現在、ベンチャー投資分野が世界で活性化しています。

今後、ますます、起業が活性化し、新たなビジネスが生まれてくることでしょう。

 

私の知り合いの例

私の知り合いも、日本のベンチャーキャピタルからお金を受けた起業家の一人です。起業家コンテストで優勝し、その流れで、ベンチャーキャピタルの資金が現在、数億円入っています。個人的には、ベンチャーキャピタル=お金の亡者かと思っていましたが、知り合い曰く、赤字の時や精神的に参っている時に、色々とサポートしてくれて助かっているとのことです。ちなみに、その知り合いは、非常にプレゼンテーションが上手な人です。ベンチャー資金を受けるためには、プレゼン能力は必須能力です。

 

「起業家の聖地」シリコンバレーに集まる起業家たち

アメリカでは、起業環境が整っている。ベンチャーキャピタルが充実している。
という要素があります。

ただ、一番重要な事は、

重要ポイント

アメリカ(シリコンバレー)には、起業家が集まってくる!

ということだと思います。

 

特に、アメリカの中でも、起業家の多くは、
カリフォルニアのシリコンバレーに集まっています。

 

起業家の聖地、シリコンバレー

シリコンバレーには、世界的に有名なIT企業が本社を置いていたり、起業家精神に優れた大学として有名なスタンフォード大学(Googleの創業者も同大学出身です。)があったり、多くのベンチャーキャピタルも存在しています。まさに、起業の聖地と言える場所です。

シリコンバレーの起業ドラマ

エミー賞通算41部門にノミネートされた「シリコンバレー(31日間:無料視聴) 」というアメリカのドラマも面白いです。アイデアを他社にパクられたり、ベンチャーキャピタルの面接に失敗したりのドタバタの起業ドラマです。

さらに詳しく

20世紀前半、パリのモンマルトルやモンパルナスに世界各地から画家たちが集まり、エコール・ド・パリとして有名になりました。(マリー・ローランサン、マルク・シャガール、藤田嗣治、モディリアーニなど)。
日本でも、トキワ荘に、手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら著名な漫画家が居住していたことで知られ、漫画の「聖地」 と呼ばれています。

 

このように起業家が集まる環境があってこその
新しいビジネスの誕生があるのだと思います。

 

日本の起業環境・ベンチャー投資事情

起業家が集う場所「レンタルオフィス」

一方で、日本はと言えば、シリコンバレーのような存在がありません。

1999年、東京の渋谷でミクシィ、サイバーエージェント、
ディー・エヌ・エー(DeNA)、GMOインターネットなどの
IT企業が「BIT VALLEY(ビットバレー)」構想を立ち上げました。

名前の由来

渋谷の地名から、(渋い:Bitter)と(谷:Valley)をかけて「Bit Valley」

ホリエモンこと堀江貴文率いるライブドアも躍進した時代で、
一時、子供の夢の上位に起業家が挙がるまでになりましたが、
ライブドア事件で、起業大国ニッポンの夢は潰えてしまいました。

 

質問

日本には、起業家が集まる場所はないのか?

 

私のオススメは、「レンタルオフィス」です。

起業したばかりの頃は、お金がなかったり、
最初1人や少人数で起業しているケースが多いです。

そのため、固定費がかからないレンタルオフィスで仕事をする人がたくさんいます。

レンタルオフィスのメリット

  • 固定費(家賃)を安くすることができる。
  • 受付がいて、電話対応、荷物の転送などもしてくれる。
  • コピー機や会議室など設備が整っている。
  • 立地条件の良い場所に会社を登記できる。
    (会社の住所をチェックする人も多いので、信用度もUP。)

と、初期投資が少なくてメリットが非常に大きいのですが、
私は、何より多くの起業家に会えるのが一番のメリットだと思います。

また、一人で孤独に仕事するより、朝、受付嬢に挨拶したり、
他の人の仕事風景を見たりするとモチベーションも上がります。

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レンタルオフィスの中には、ビジネス本を書いているすごい人がいたりする事もあれば、漫画ばかり読んでいて何をしているのか分からない人もいたりします。勢いがある会社は見ていて分かり、そのうち、社員が多くなりレンタルオフィスを巣立っていきます。一方で、いつの間にか、消えていく会社もあったりします。知り合った他の会社とコラボしてお互いに協力し合えたりもできます。

 

こちら、そんなレンタルオフィスの一覧です。

レンタルオフィス一覧

起業の準備がてら、週末だけ借りたりするのも手です。まずは、起業への第一歩!

私からのアドバイス

レンタルオフィスを選ぶ時は、他の起業家や経営者と交流できそうな感じの場所を選びましょう。開放感なく、個室ばかりのところは避けたほうが良いです。人と人との出会いが、ビジネスを誕生させます!

さらに詳しく

私は、もともと起業しようと思ってはいませんでした。ただ、ベンチャー企業の中に身を置き、レンタルオフィスで色々な起業家や経営者を見ていると、私でもできそうな気がしました。あんな人でも、経営者なんだという人もいました。(笑)それが、自分への自信へと繋がりました。

参考

実際に、経済産業省 経済産業政策局の資料によれば、日本の起業家が起業に当たり最も影響を受けた者の1位は、「身の回りにいた起業家」(29.4%)です。
(2位は、同じ思いの友人15.4%)

 

日本のベンチャーキャピタル事情

最後に、日本のベンチャーキャピタル事情です。

日本のベンチャー投資は、海外と比べると非常に遅れています。

2020年、アメリカでは16.7兆円(12,300社)投資されたのに対し、
日本は、1500億円(1,200社)でしかありません。

 

ただ、最近は、色々と面白いサービスも出てきています。

クラウドファンディングという、自分の夢や活動を語り、
共感してもらった人から少額の資金を提供してもらう仕組みや、

クラウドファンディング代表例

 

他にも、個人が気軽にベンチャー企業に投資できるという日本初の
株式投資型
クラウドファンディング FUNDINNO(ファンディーノ)
なども誕生しています。

 

いつの日か、日本初のサービスを世界の人に
使ってもらう日が来ることを目指したいものです。

このサイトも、そのために少しでも役立てれば幸いです!

 

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