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世界トップレベルの起業家を輩出する世界の大学トップ5(社会人のためのハーバード大学留学体験)

世界トップレベルの起業家を輩出する世界の大学トップ5

世界有数の大学には、優秀な学者ばかりではなく優秀な起業家も誕生します。

こちらは、世界トップレベルの起業家を輩出する世界の大学トップ5

起業家が多い大学トップ5

  • スタンフォード大学(アメリカ)
  • ハーバード大学(アメリカ)
  • カリフォルニア大学(アメリカ)
  • インド工科大学(インド)
  • マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

 

では、実際に、2021年版のフォーブス世界長者番付の
億万長者ランキング者の学歴
を見てみましょう。

順位名前学歴(最終学歴)取得学位
1位ジェフ・ベゾスプリンストン大学電気工学と計算機科学
2位イーロン・マスクペンシルベニア大学経済学と物理学
3位ベルナール・アルノーエコール・ポリテクニーク
4位ビル・ゲイツハーバード大学(中退)応用数学
5位マーク・ザッカーバーグハーバード大学(中退)計算機科学
6位ウォーレン・バフェットコロンビア大学ビジネススクール
7位ラリー・エリソンシカゴ大学(中退)
8位ラリー・ペイジスタンフォード大学計算機科学
9位セルゲイ・ブリンスタンフォード大学計算機科学
10位ムケシュ・アンバニスタンフォード大学(中退)ビジネススクール

アメリカのスタートアップ企業ランキング

私の感想

上記データを見ると、やはり、アメリカのスタンフォード大学、ハーバード大学出身者が多いことが分かります。あと、計算機科学を専攻している起業家も多いです。

計算機科学とは?

計算機科学とは、コンピュータ科学のことで、情報と計算の理論的基礎、及びそのコンピュータ上への実装と応用に関する研究分野

 

ハーバード大学(Harvard University)について

ハーバード大学

イギリス植民地時代の1636年に設置されたアメリカ最古の大学。各種の大学ランキングでは常に最上位に位置する名門校で、政財界から学術分野まで幅広い分野で指導的な人材を輩出。2017年に億万長者(資産10億ドル)となった卒業生の数188人も、全米の大学で最多。(Harvard University)

誰もが聞いたことがあるハーバード大学ですが、実際のハーバード大学への
入学方法、授業内容、雰囲気など知らない人も多いのではないでしょうか?

今回、私の知り合いでもあるハーバード大学留学経験者伊藤さんに協力いただき、
ハーバード大学について教えてもらいました!伊藤さん、よろしくお願いします。

 

世界最高峰のハーバード大学留学体験記

伊藤美笛さんの経歴

慶應義塾大学修士。国際政治専攻。専業主婦として3人の子供を育てながらパソコンインストラクターやファイナンシャルプランナーの資格を取得。並行して少しずつ、英語の勉強を始め、英検一級、通訳ガイド試験に合格。参議院議員秘書を経て、イタリアに3カ月の語学留学。
英語のビジネス通訳の仕事を通じてアメリカ留学を強く勧められ、渡米。語学学校を経て、ハーバード大学大学院に入学。「人文科学:歴史専攻」の修士号を得る。現在は、外務省を含む官庁、独立行政法人、大学、企業、専門学校などにて英語教育に専念。

Q1: ハーバード大学に留学したきっかけは何だったのですか?

50代半ばの普通の主婦だった私は、3人の子供と夫がいました。

日本で普通の生活を過ごしていた私でしたが、
ある時、 ビジネス通訳をさせていただいたアメリカ人実業家から
「アメリカに留学しないか」という強いお誘いを頂きました。

そして、子供たちからは、「アメリカ留学は、ママの夢でしょう。」と
後押しされ、アメリカ留学を決意。

大学を卒業して30余年。一体どこの大学が可能でしょう?

いろいろな角度から検討した結果、選んだのはかのハーバード大学になったのです。

この大学には、社会人を対象としたプログラムがあり、私にとっては実に好都合でした。

ここで少しずつ科目履修をすれば、大学院への道が開かれていたからです。

ハーバード大学へ留学?自分でもワクワクするような夢であり、
これが目標となりました。

 

Q2: ハーバード大学への留学に当たり、障害はありましたか?

最大の問題は、英語力。

TOEFLという試験で100スコアを超えることが最低条件でした。

人生で初めてと言っていい本当の努力と闘いが始まりました。

また、両親からの反対もありました。

母は、「主婦たるもの、家族をおいて留学なんてとんでもない。」と猛反対。
英語にも理解のあるはずの父も、渋い顔でした。

しかし、私の時代、女子は親の言うことに従い、世間の常識の枠内で生きるのが、
世の中の前提という空気でしたが、「もうその生き方には従わなくてもいいのでは、
という気持ち、自分のやりたいことをやらなければ自分の人生はない、と言う気持ち」
が、反対を受ければ受けるほど、強くなったのです。
(費用の点でも誰に頼ることもありませんでしたので、なおさらです)

 

Q3: 入学試験は、どんな感じですか?

科目をただ受講するだけなら、TOEFL 100 スコア以上を取れば可能です。

ですが、これは何の資格にもなりません。

折角日本から留学するからには、大学院に進学したいと思いました。

そのためには、3科目で優秀な成績を納めなければならず、
特に、”Research Method”という科目は必修で、
これが事実上の入学試験(一次試験)だったように思えます。

 

Q4: ハーバード大学の1年間の学費は、どのくらいでしょうか?

社会人にフレンドリーな仕組みをフル活用しました。

つまり、科目ごとに授業料を払うことができる仕組みです。
仕事が多忙な時期は、休止することも可能です。

1科目、 20万円を少し超える程度でした。(2011年レート)

1科目とは、週1クラスで3〜4ヶ月が1学期間となりますが、
私は、2科目ずつ取りました。

ネイティブの学生でも、同時に3科目受講は厳しいと聞いています。
(宿題が多くて、こなすことができないそうです。)

 

Q5: ハーバード大学での授業や1日の時間の使い方はどんな感じでしょうか?

最初に受講した授業は、アンドルー・ゴードン教授の「日本史」でした。

日本史なら、日本人の私にとって有利だと考えていたのですが、
アメリカの歴史の勉強方法が日本とは全く違ったものでした。

スライドや毎週課される宿題は、とても興味深いものでした。

例えば、「仁徳天皇御陵は一般の見学を許すべきか」とか「水戸藩会沢正志斎の
『神論』と大岡平八郎の『檄文』のどちらがより革命的か」などを毎週のように
ペーパーにするというもので、日本では考えたこともなかったことばかりでした。

授業に出るためには、シラバスに書いてある本の決まったページを読んでいかないと、
多くの授業はついていくのが難しいです。(普通みんな読んで来ています。)

正規授業の他に、TA(Tearching Assistant)が、
実習と言うかたちで授業をすることもありました。

ちなみに、1科目取ると、1週間に最低100ページのテキストを読まなければいけません。
これに宿題で課せられるペーパーのために調べ物をし、
関連文献を読む必要があったのでそれこそ時間はいくらあっても足りません。

私は、ハーバード大学の大学院生しか知りませんが、皆、時間の管理が上手でした。
逆に、上手でないと、これだけの勉強量を社会人をしながらこなすことが出来ません。

私は一日中勉強に追われていましたが、それが本当に楽しかったです。

なんとか、3年後、「第2次世界大戦下における女子労働の歴史的意義」
というテーマで論文を書き上げ修士号を取得することが出来ました。

 

Q6: ハーバード大学に入学したメリットは何でしたか?

留学したメリットは、雑用の一切から解放され、勉強に専念できたこと。

またハーバードには設備の整った図書館が多数あり(全学で70以上の図書館がある)
勉学に打ち込むのに有利な環境が完備されていました。

もちろん、世界最高の知性に出会えたのも素晴らしい体験でした。

 

Q7: ハーバード大学には、世界中の優秀な人が集まっていましたか?

優秀とは何を持って優秀というのか分かりませんが、
「勉強するのに情熱を持っている人たち」と言えます。

また、何かを発信したい、何かやり遂げたいものを持っている人たちの
集まりでもあったように思えます。熱量の高い集団だったと思います。

留学中は、世界中の人達と多くの出会いがあり、ルーマニア出身の友人は、
チャウシェスク政権の崩壊を目撃していたり、父親がカンボジア出身の友人は、
両親が空軍の戦闘機で隣国のタイに逃れた話をしてくれました。

留学は、私の視野を大きく広げてくれることに役立ちました。

 

Q8: ハーバード大学に行ったことで、どう変わりましたか?

自分に心底、自身が持てるようになりました。(笑)

あれだけの難関をクリアしてきたのだから、
これを乗り越えられないわけがないという自信。

どこに行っても、どんな事があっても、必ず物事をやり遂げることができるという
強い自信を与えてくれるとともに、夢は必ず叶うというのが私の信条になりました。

 

Q9: 海外の大学に進学する人のアドバイスを教えてください。

これも一般論で難しいのですが、行く国、大学、分野によって様々だと思います。

でも留学して、きちんと目的を達成することが出来たら、
今後の人生において、へこたれなくなるでしょう。

なぜなら、大変な難関を乗り越えることが出来たからです。

そういう意味では、是非、大勢の方に留学して欲しいと願っています!

 

伊藤美笛さんに関して

伊藤さんと知り合って15年位が経ちますが、伊藤さんがすごいのは、独学で英語をマスターしたことです。語学学習に情熱を持ち、子供が手を離れたのを契機に、50代でハーバード大学に留学を決意。初め、留学するという話を聞いた際に、留学に年齢は関係ないということに衝撃を受けました。好きな事をやり続ける大事さ、夢を描き続ける大事さを教えられました。インタビューへのご協力、ありがとうございました!

起業家育成に力を入れている海外の大学

アメリカの大学以外で起業家育成に力を入れている海外大学です。
シンガポール国立大学(NUS)
シンガポール経営大学 (SMU)
清華大学(中国)
マンハイム大学MCEI(ドイツ)

 

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