海外起業家(アジア編) 海外起業家インタビュー

海外起業家インタビュー(東南アジア・フィリピン編)鈴木光貴さん

鈴木光貴さんへのインタビュー

ユナイテッド・リグロース(株)創業者兼取締役CFO
2005年に大手不動産会社にて、不動産証券化業務、富裕層向け不動産の投資・売買仲介業務を担当。2008年に地方特化型投資銀行にて、M&Aサービス、投資ファンドの運営、地方の中小企業の経営・金融支援に従事。ホテルニューオータニ熊本など投資先数社の取締役・執行役員を歴任。 その後、2012年8月にフィリピン留学(セブ留学)を経験。2012年10月、呉宗樹、渡辺和喜の二人の仲間と共にユナイテッド・リグロース(株)を創業。日本の中小企業、人材、スタートアップの海外進出支援を目的に、語学学校「MBA」の経営、セブ島初のコワーキングスペース「Ajito」を運営中。会社:ユナイテッド・リグロース株式会社
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Q1: 現在、どんなビジネスをされていますか?

日本の人材と企業の海外進出支援を目的に、フィリピン・セブ島を拠点に語学学校とコワーキングスペースを運営しております。

 

Q2: 起業したきっかけは何だったのでしょうか?

30歳まで起業したい想いを秘めていましたが、いざ目前に迫ったところで、日本国内のみで事業することだけを考えている自分に気付きました。

理由としては、英語が話せない、海外を知らないでした。ただ海外、特に東南アジアが急成長している事実は知っており、 日本の将来性よりも価値があると実感値であったので、日本に縛られるのではなく“東南アジアで起業しよう”と決意しました。

 

Q3: なぜ、フィリピンで起業しようと思ったのですか?

まずは英語を習得するために2ヶ月間のフィリピン留学を経験しました。

その際に、

1.自身の英語力が短期間で飛躍的に伸びたこと。
2.同世代であるビジネスマン(社会人)が思いのほか多かった。
3.韓国資本勢の低コスト経営による有り余る改善点。の3つが分かりました。

それであれば自分達で日本のビジネスマンが本当に学びたい語学学校を創る事で、もっと多くの日本人が海外に出る事のハードルが下がるのでは?と考え、アジアでの最初のビジネスモデルは、“フィリピンで社会人限定の語学学校を創る”にしました。

 

Q4: フィリピンの起業環境について教えてください。

フィリピンは、他の東南アジア諸国に比べて起業しやすい環境にあります。国民の9割以上が英語を話せるため、現地語を覚える事なく英語のみで現地の方とコミュニケーションできるのが特徴的です。 我々同様、フィリピン留学を経て、語学学校の設立に限らず、インターネットビジネスなどで起業する若者達が増えています。

 

Q5: フィリピンでビジネスを行う際に困ったことは何でしょうか?また、起業する際の注意点は?

フィリピンに限らず、海外で起業する場合、信頼できるビジネスパートナーを見つける事が一番のネックになります。

特に我々のような語学学校は、英語講師やその講師を管理するマネジャーなどが必要になります。こちらの要望を理解し、迅速に仕事ができる現地のビジネスパートナーに如何に出会えるかが大事になります。

 

Q6: 起業してよかったと思うことは何ですか?

将来的に、海外で活躍したい起業を応援したいと考えており、その上で自身が海外で起業したことで多くの経験を得ています。楽しい事も辛い事も実際経験するまで分からず、これは机上の資料やコンサルティングでは学べないものです。

 

Q7: フィリピンに英語を学びに来る方は、将来的には何を目指している方が多いでしょうか?

現時点では、キャリアアップが大半になります。英語を覚え、英語が求められる別の会社に転職したい方や、大企業に務めていてビジネスで英語をシーンが増えた、昇進試験でTOEICのスコアが求められている方なども多くいます。ただ、実際に一度アジアに出る事でこの成長性を肌で感じ、自ら起業する方もいて、今後増えていくと思われます。

 

Q8: 最後に、これから起業しようと思う人たちへのメッセージをお願いします。

是非とも一度一歩踏み出してほしいです。私自身が、海外に出る前の仕事と180度違う事業で起業しているとは2年前考えてもいませんでした。海外に出るのは、英語でもいいし短期の旅行でもいいです。特に急成長しているこの東南アジアを見る肌で見て感じることで、ビジネスの視点が大きく広がることは間違いないです!

 

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