海外で活躍する起業家たち!インタビュー    アメリカ編

田尻登美代

田尻 登美代

南の島の沖のえら部島生まれ。名古屋で喫茶店を17年経営後、アメリカへ移住。5年間スーパー内で寿司テイクアウトを経営。 現在は、和紙のアート作品をwayasashi として製作販売(和やさ紙)として触るアートの活動が中心です。
Facebook:”wayasashi"、Twitter:wayasashi 電子書籍:わが家に来る万の神さま

Q1: 現在、どんなビジネスをされていますか?

アメリカのど真ん中のカンザスで24時間オープンのスーパー内での寿司バーを5年間運営していました。寿司会社から材料を仕入れ、寿司を作りショーケースに置く商売でした。 寿司文化の遅れていたカンザスで何とか寿司人口を増やすためクリスマス以外は休み無しで、1日13時間ほど店におり、スーパーの寿司でも寿司屋さんに負けない寿司を目指し、色々な国の方に寿司の良さ、歴史、文化を話しました。 お陰様で寿司人口は増え、1日40個程度から100個以上売れるようになり。スーパーチェンで売り上げトップになりました。田舎で寿司が良く売れたのでスーパーの全店に寿司バーを作る事になりました。 5年ほど頑張りましたが目に異常が現れ、他の国の方に売却しました。売却後もしばらく手伝って居りました。

現在は、wayasashi (和やさ紙)という会社を作り、カンザス州で和紙で作るアートクラフトとしてイヤリングやくす玉、しおり、着物を製作販売しております。

Q2: 起業したきっかけは何だったのでしょうか?

寿司バーは、経営者の日本の方が亡くなったため、私が、後を引継ぎ経営をしました。売却後は、再婚相手が病気で亡くなった事と私自身がまだ50代だったこともあり、まだチャレンジできると思い、wayasashi (和やさ紙)を設立しました。

Q3: なぜ、アメリカで起業しようと思ったのですか?また、なぜ、そのビジネスを始めようと思ったのでしょうか?

寿司バーを引き継いだのは、日本の素晴らしい食文化の普及に努めた故人の意思を継ぐためでした。田舎のウィチタ(カンザス州)では余りにも寿司が知られていないや、私自身が寿司が大好きな為、正しく寿司文化を伝えたいと思いました。

自由な国、偉大な国 何でも受け入れてくれる国、女性だから駄目とか、日本人だから駄目とか関係なくチャレンジできる国だからです。だから、2つ目のビジネスも、旦那様を亡くして途方に暮れるなか和紙の美しさ、柔らかさに癒され、こんな素晴らしい物をアメリカの人達にも紹介したいと思いました。

Q4: 最初の起業資金はいくら必要だったでしょう?

寿司バーは、10,000ドルで、Wayasashiは、5,000ドルです。

Q5: アメリカでビジネスを行う際に困ったことは何でしょうか?また、起業する際の注意点は?

最初は、英語が完璧でなかった事です。しかしそれが寿司商売ではかえって受けました。 本物の日本人と言う事で良く売れましたし、その時ほど日本人である有難さ、価値を感じました。 それが日本人としての誇りを持ち、又、それを壊さない振る舞う事が大事だと思いました。

次に困ったことは、みんなが寿司の事を知らな過ぎたこと。当時、寿司は不味い食べ物、衛生に悪い、気持ちが悪い、などの異文化に対する理解度の低さがあったことです。 保健所さえもすし米がいかに安全かを知らなかったです。だから、炊いた米は1時間で使い切りなさいと休憩している間に寿司米をみんな捨てられていました。 それからスーパーの店長や従業員、保健所の方に根気良く安全である事を説明し、解決することができました。

ビジネス上の注意点としては、日本的感覚を捨てる事です。

雨が降ろうがお客様は来る。欲しいものは高くても買う。要らないものは安くても買わない。 色々の国のお客様の国の特徴を知ると役に立ちます。文化、宗教の違いを知ると商売がやり易い。 色々な国の言葉(こんにちは)(ありがとう)を言うと親近感がうまれ常連客になる。 その国の文化に興味を示すと喜ばれます。日本の文化や歴史などを聴かれても答えられるようにする。日本料理についてアドバイスできる知識が必要です。

Q6: 起業してよかったと思うことは何ですか?

アメリカ人に日本の和紙を紹介していくうちにいかに日本の伝統工芸品が優れているかが解った事です。日本人としての誇りを持つ事ができましたし、日本という国が素晴らしい国、有難い国であることが再認識できた事です。頑張れば成果がはっきり出易い事です。

Q7: もし、今のビジネス以外に新たにアメリカでビジネスをするとしたら、どんなことをしたいですか?

自分の目が失明しつつある中で目に優しいもの、役にたつ便利な物を開発する事。また、アメリカの真ん中のウィチタに和紙の博物館を作り、 美しい紙を沢山展示、即売、利用方法などを教えることと同時に目の不自由な方にもアートに参加してもらうことです。 これは夢ですが 小さい規模でも志を大きく思っています。

アメリカで今後、いけそうなビジネスは、環境に優しく、自然素材、手作り商品、健康商品だと思います。癒し商品、商売と奉仕、福祉を合わさったものが必要だと思います。また、日本人の少ない所での日本食レストランはとても重宝がられます。

Q8: 最後に、これから起業しようと思う人たちへのメッセージをお願いします。

アメリカで商売したいなら、以下のことが必要です。
・当然英語が理解できること。
・アメリカが好きである事。
・アメリカ人が好きである事。
・常に夢を持ち続けれる事。
・祖国日本が好きである事。

大きく儲ける事よりも着実に少しずつでも夢に向かっていけば必ず夢が現実になると思います。 毎日を楽しく、感謝して過ごす事が出来れば商売も上手くいくはずです。地道にやっていれば見える利益より見えない利益が大きくなります。 その見えない利益が自分を支えます。後でやって良かったと思います。人を倒して儲けることより、みんなで分け合って儲けていく方をおすすめします。 どの国で商売しても日本人である誇りを持って挑めば必ず上手くでしょう。

アメリカ(カンザス州)

カンザス

カンザス

カンザス

wayasashi

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wayasashi

アメリカ情報

首都:ワシントン
言語:英語
人口:3億1470万人
GDP:14兆2646億ドル
一人当たりGDP:46859ドル
※2008年データ


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