外国人を雇用するメリット
海外ビジネスをする上で、外国人を雇用するのは、必須だと思います。
(また、何も海外ビジネスだけに限らず、日本の人口が減少している今後、
いかに優秀な外国人人材を雇用するかは重要な問題です。)
外国人を雇用するメリット
- 英語だけではなく、語学力に堪能
- 技術力、経験を持った優秀な人材を雇える。
- 外国人の考え方、マーケティングを学べる。
- 会社のグローバル化に役立つ
と、様々な良い点があります。
当然、デメリットもありますが、それでも、
海外ビジネスをしていく上では、必須条件だと言えるでしょう。
特に、語学の面では、メール対応、顧客対応には大活躍です。
ここでは、いかに、そんな外国人を見つけるか?
また、日本で働きたいという外国人がどう考えているのか?
特に、中小企業の経営者が利用できる情報を書いていきます。
日本で働きたい外国人
前提条件
日本国内で、特に欧米系人材を雇用する場合
(私が仕事柄関係している欧米系の人たちの意見を参考に書いてみます。)
10年前と比べると、日本で働きたい外国人(欧米系)は、確実に増えています。
ただ、最初から日本で働きたいと明確な目的で来日する人は少なく、
日本に留学生ビザやワーキングホリデービザで長期滞在した後に、
日本のことがさらに好きになり、日本で働きたいと考える人が多いです。
この辺りは、最初から日本での進学や就職を目的として
来日するアジアの若者とは、考え方が大きく異なります。
日本で働きたいと考える欧米人の特徴
- 日本が好きで、来日し、その後、日本で働きたいと考える。
- 25歳~35歳
- すでに、本国での職務経験がある人が多い。(職種も多種多様)
- 大学卒業、修士課程、ビジネススクール卒など高学歴者もいる。
もともとが日本好きな人であるため、母国の人たちと比べても、
考え方が、どちらかというと日本人寄りの考えに近いです。
また、東京や大阪と言った大都市での就職にこだわることもなく、
日本であれば、地方でもOKという人もいます。
彼らの問題点
日本で働きたいと考えても、企業を見つけることがなかなかできないことが多い。
働ける企業が見たからないため、留学ビザが切れた後、
残念ながら帰国する人も多いというのが現状です。
さらに詳しく
少し特殊なケースになりますが、以前、日本が好きでどうしても日本で働きたいという40代のフランス人女性がいました。(フランスでは、会計の事務関係の仕事をしておりましたが、大卒ではなく、就労ビザ取得は非常に難しいケースでした。)それでも、彼女の熱意で、日本で日本語の勉強をし、日本語学校卒業時に、バイト先の清掃会社に清掃員として雇ってもらうことができました。
(ビザは、特定技能ビザです。)
フランス人女性
「フランスでは、清掃員の地位は、非常に低いです。ただ、日本でのアルバイトを通じて、清掃員であっても、みんなに感謝される。それで、私は、大好きな日本で清掃員として働こうと思いました。」
日本で働きたい外国人をどうやって見つけるか?
そもそも、外国人を雇うのは難しそう、自分の会社には無理だと
諦めている会社も多く情報自体を出していない会社が多いです。
また、仕事を探したい外国人も、どうやって見つければ良いか分からない。
問題点
企業と外国人とのマッチングが上手く出来ない。
こちら、外国人を見つける方法です。
日本で働きたい外国人を見つける方法
- 外国人向けの就職フェア・ジョブフェア
- 外国人が見ているサイトや掲示板
- 外国人専門の人材紹介会社
- 日本語学校や大学
- 人からの紹介、直接の問い合わせ
- リンクトイン (LinkedIn)
それぞれ、分析していきたいと思います。
外国人向けの就職フェア・ジョブフェア
外国人向けの就職フェア・ジョブフェア (効果:)
- 内容:主催者が一箇所に企業と留学生を集め開催する。
- コスト:出展料10万円~ + 成功報酬
- 特徴と効果:費用がかかる上、他の出展企業と人材の取り合いになる。
就職フェアは、主に、大学を卒業する留学生が多く、アジアの学生が多いです。
【主な就職フェアやジョブフェア】
・ INTERNATIONAL JOB FAIR
・ JOB博
外国人が見ているサイトや掲示板
外国人が見ているサイトや掲示板 (効果:)
- 内容:外国人がよく見ているサイトでのでのPR
- コスト:掲載料 月30,000円程度
- 特徴と効果:コストは安いが、幅広く仕事を探している人にPRできる。
外国人(欧米人)がよく見ているサイトや掲示板への投稿も有効的です。
【外国人が見ている主なサイトや掲示板】
・ GaijinPot Jobs
・ JOBS IN JAPAN
こちらのサイトは、語学講師やITエンジニアなどの求人が多く
日本語能力を必要としない求人も時々あります。
外国人専門の人材紹介会社
外国人専門の人材紹介会社(効果:)
- 内容:人材紹介会社が囲う優秀な人材をピンポイントで紹介してくれる。
- コスト:紹介料として、基本年収の30%程度
(年収300万円であれば、90万円のコスト) - 特徴と効果:難しい条件の人材でも見つかる。成約率も高い。
費用は、高いが確実に良い人材を見つけたい時には、効果的な方法です。
【主な外国人専門の人材紹介会社】
・ リュウカツ
・ NEXT IN JAPAN NINJA
・ ASIA Link
ポイント
大手以外に、あまり知られていない小さな人材紹介会社があります。そちらの方が、小さな会社に対してもきめ細かく対応してくれる気がしています。もし、本当に外国人人材探しで困っている企業があれば、ご相談ください。私の方でも、何社か知っているので、紹介できるかと思います。【相談する】
日本語学校や大学
日本語学校や大学(効果:)
- 内容:日本語学校や大学に直接、お願いしてみる。
- コスト:無料
- 特徴と効果:運が良ければ、良い人材に出会える可能性があります。費用がかからないので、試す価値ありかも。
アジア系の留学生が多い日本語学校だと、高校を卒業したばかりの人が多く、大学や専門学校への進学が目的です。欧米系の留学生が多い日本語学校を狙いましょう。
人からの紹介、直接の問い合わせ
人からの紹介、直接の問い合わせ(効果:)
- 内容:知り合いを通じての問い合わせ
- コスト:無料
- 特徴と効果:極稀に知り合った外国人が仕事を探していることがあります。何事も運。出会いを大事にしましょう。
ただ、人の紹介や気があった、人柄が良いというだけで雇うのは、NGです。その人の学歴や経歴と企業の業種、業務内容がマッチングしていないために、就労ビザがおりない可能性があります。お互いに不幸なので注意しましょう。
リンクトイン(LinkedIn)
リンクトイン(効果:)
- 内容:リンクトイン(LinkedIn)を使い求職者を探す。
- コスト:無料(有料プランあり)
- 特徴と効果:優秀なITエンジニアや高学歴な人がよく使うケースが多いです。ただ、慣れていないと使いにくいかも。
リンクトインとは?
LinkedInは、世界最大級のビジネス特化型SNS。2003年5月のサービス開始後、アメリカ合衆国を始め、世界各国で普及し、2018年4月現在、登録メンバーは5億4千万人を超す。日本では200万人以上が登録している。(Wikpedia参照)
主に、大手企業や外資系企業が、リンクトインを使い、人材雇用をしているようです。登録している人も、高収入を目的とした人材が多く、中小企業の人材募集には、なかなか向かないかもしれません。
採用を高めるコツ(企業が犯しやすいミス)
ここでは、外国人求職者の採用を高めるコツを話します。
求人情報を出す上での注意点
日本語能力を求めすぎない。(JLPT2級で十分)
※プログラマーであれば、JLPT3級
採用する企業の多くが、外国人の能力や学歴よりも、
コミュニケーション能力を最も重視しています。
通常、日本語の公的な資格JLPT(英語で言うTOEIC)を基準に、
外国人の雇用条件として日本語能力を設定することになります。
採用を高めるコツ
実際の外国人採用企業の声
こちら、実際に、外国人を雇うことに成功した企業です。
某ITエンジニア会社
社員の半数は、外国人のエンジニアです。主に、LinkedIn、Indeed。
あと、プログラマー専用のStack Overflowで人材を集めました。
某シェアハウス運営会社
「現在、コメント依頼中(近日公開)。」
就労ビザ取得の具体的な条件ついて
【外国人雇用】外国人雇用のための就労ビザ取得の方法(完全版)
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