海外起業家’s EGG 特別動画 (出演:小川泰平さん)
今回は、TVでお馴染みの犯罪ジャーナリストの
小川泰平さんに出演いただきました。
(私の古くからの知り合いです。)
知っている人も多いと思うのですが、簡単な小川さんの経歴です。
小川泰平氏のプロフィール(犯罪ジャーナリスト)
元警察庁刑事局刑事企画課、神奈川県警国際捜査課等で 約30年現場の刑事として勤務。 警察庁時代にはソウルに出張し 韓国警察庁との合同捜査に参加、主に国際犯罪の取調べを担当。 知事褒章受章のほか、警察局長賞、警察本部長賞など受賞歴は500回以上。
「現場刑事の掟」の著者であり、早期退職後、タイ、マカオなど海外ビジネスを展開中。また、執筆活動、講演の他、テレビ朝日“モーニングバード”、TBS“ひるおび”、日本テレビ“ミヤネ屋”などの情報番組で事件の解説等、犯罪ジャーナリストとして幅広く活躍をしている。
小川さん、海外も大好きで、かなり豊富な経験の持ち主です。
そんな小川さんに海外での起業の注意点を教えてもらいました。
【動画】海外起業家に告ぐ!海外犯罪注意報!
(すぐに再生されない方は、こちら)
まとめ
- 起業して1年経った頃が要注意!
- うまい話には、必ず裏がある!
小川さんに質問してみました。
小川さんは、海外へよく行かれるそうですが、これまでどの国へどのくらい行かれましたか?また、どの国に一番、ビジネスチャンスを感じますか?その理由は何ですか?
よく行くのは、タイ・ラオス・カンボジア・マレーシア・中国・マカオ・香港・韓国 の8カ国です。長い時で2ヶ月間、短い時で1週間です。
ビジネスチャンスを感じる国ですが、人脈があり、方法さえ間違えなければ、総ての国でビジネスチャンスはあると思います。私が比較的簡単に(初期投資を押さえるなら)ビジネスを考えるなら、ラオス、カンボジアではないかと思います。マカオも飲食業界なら面白いと思います。タイも面白いのですが、競争相手が多いように感じます。香港・中国・韓国・マレーシアの場合はビジネスパートナー次第といったところでしょうか。
海外に行くと、日本人を狙った事件、詐欺など多いと思うのですが、実際問題、どうなのでしょう?また、防ぐ方法はありますか?
そうですね、意外と多いのが日本人に騙される方が多いのが現実です。日本人というのは、外国人に対して非常に警戒心が強く、外国人に騙される事件はそれ程多くはありません。
実際に、事件にあった際、どうすればいいですか?
現地の警察署に行けばいいでしょうか?あるいは、日本大使館でしょうか?
事件の被害に遭った場合ですが、基本的には現地の警察署に行き、事情を話し被害届を提出することになります。
ですが、残念ながら現地の警察を頼りにすること自体が間違いで、犯人逮捕、被害品の還付に関してはそれ程期待出来ません。被害届を提出するというのは、海外旅行保険の請求のために被害届を出される方が多いようです。
パスポートの盗難、相談等なら日本大使館に行くことになります。
日本で被害届を提出できる場合もあります。
これまで旅行した中で一番、治安が悪いと感じた国はどこですか?
逆に、一番治安がいい国はどこですか?(日本を含め。)
私が渡航している国は、主にアジアですので特に治安が悪いと感じた国はありません。強いて申し上げるなら、中国ではないかと思いますが、中国は大きな国ですので、地域によって差異があると思います。
治安が良い国ですが、マカオは治安がいいですね。
国自体が潤っていますので、警察官の数が相当多いように感じました。
カジノが有名な国ですが、日本同様24時間、夜中でも1人で歩けます。夜中でも警察官の姿をよく見かけます。日本より警察官の姿を多く見かけるような気がしました。(笑)
ラオスも非常に治安の良い国です。
ラオス人の気質が温厚(超ノンビリ)ということもありますが、事件の発生は非常に少ないようです。2010年の刑法犯の発生件数は、2500件と日本の0.1%です。日本の1000分の1の発生です。人口は630万人くらいですか、ビックリするほど少ないですよね。たまに事件があると、外国人同士のトラブルであったりします。
タイの隣接国ですが、風俗産業も盛んではなく、夜も飲食店等が早く閉まってしまい、道も街灯等が少なく真っ暗になってしまいます。さすがに夜中に歩くのは危険ではないかと思いますが、歩く人はいないようですね。
ラオスでちよっと問題なのは、マリファナ事案が絶えないということでしょうか。
小川さん自身、海外で犯罪に巻き込まれたことはありますか?
一度もありません。と、言いたいところですが、お恥ずかしい話、20年以上前に、1度だけあります。韓国で両替詐欺の被害に遭ったことがあります。今でも同様の手口があるようです。
韓国では、他にも被害に遭いかけたことがあります。(1回じゃナイジャン?)
日本人は、海外では狙われやすいのでしょうか?
また、そうだとしたら、理由はなぜでしょうか?
狙われやすいか? と聞かれればそうなのだと思います。事件の被害というのではないですが、タクシーに乗ってボラレたり、お土産を買って高い金額をフッかけられたりといったのも、日本人が多いようです。
まだまだ、「日本人はお金を持っている」という感覚と「お人好し」というイメージがあるようです。
小川さん、ありがとうございました!