転機(海外ビジネス:独立編)
前回のあらすじ
起業した後、とにかく生き残るために、メインビジネスを育てる一方、少しでもお金を稼ぐべく、空いた時間で色々なビジネスをしていました。そんな、試行錯誤でもがく中、意外なところから転機が訪れました。
始まりは、とある相談からだった。
ビジネスを軌道に乗せるために、試行錯誤していた時でした。
知り合いの経営者の人から、
経営者からの相談
「○○さん。うちの会社に外国人を紹介してくれない?」
相談された当初、それが大きなビジネスになるとは思っていませんでした。
なぜなら、あまりにもニッチ過ぎて、そんなに需要があるとは思えなかったからです。
しかし、当時の私としては、少しでもお金を稼ぎたい。
どうせ暇だし、とりあえずやってみようということで、
お客さんの外国人に紹介をし始めました。
そして、それが当たったのです!
ポイント
需要がないと思える所に、実は需要(チャンス)が潜んでいる。
ブルーオーシャン戦略(ニッチで未開拓マーケットを見つけろ)
欧州経営大学院教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュが
提唱した経営戦略論にブルー・オーシャン戦略というものがあります。
ブルー・オーシャン戦略
血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とし、そこから可能な限り脱却して、競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海)」を切り開くべきだと説いている。(Wikipedia参照)
私が、偶然にも当てたのは、このブルーオーシャンだったのです。
おそらく、ビジネスが上手く行っている時であれば、
儲かりそうにない。面倒くさそう。と思い、やらなかったはずです。
ビジネスチャンスを一生懸命探していた時だったからこそ、
見つけることができたのだと思います。
「幸運の女神には前髪しかない」
(チャンスはやって来たその時につかまなくてはいけない)
まさに、この諺のように、知り合いの経営者の相談は、女神の前髪でした。
結局、起業当初、メインビジネスにしようと思っていたものから、
途中で見つけたこのビジネスが主力サービスとなりました。
このブルーオーシャン戦略は、海外起業家にこそ、使える戦略とも言えるでしょう。
なぜなら、多くの日本人が日本のマーケットで戦い合っている中で、
我々は、新天地(ブルーオーシャン)を求め、未知なる地へと挑むからです。
海外起業のメリット
- 海外での日本人という希少性
- 競合が少ないマーケットを開拓できる
これだけでも、メリットがありますが、さらにそこから。
英語ではなく、あえてニッチな言語(アラビア語、
スペイン語、タイ語、ロシア語など)で勝負してみる。
また、日本人が多いアメリカや中国ではなく、中東、東欧、アフリカで勝負してみる。
こうすることで、より競合を減らし、ブルーオーシャンを見つかる確率も上がります。
ポイント
海外起業家こそ、ブルーオーシャン戦略を用いるべし。
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